助成金
例えばの話ですが。
これから車で遠出するが、ガソリンの残量が心もとない。
給油しなければいけませんが、どちらのガソリンスタンドを選びますか?
①目的地に行く途中にあるガソリンスタンド
②目的地とは逆の方角で、かつ30km離れた場所にあるガソリンスタンドだが、①よりも5円/L安い
安いのは②ですが、誰もが①を選ぶでしょう。
しかし、助成金となると、この判断が鈍る方をときどきお見かけします。
助成金が出るから、高齢者を雇用しよう。
助成金が出るから、あえて最初は有期契約で雇用し、半年後に正社員にしよう。
助成金が出るから、定年年齢を5年延ばそう。
これらの判断は往々にして「安いから②のガソリンスタンドに行こう」という判断と同じ種類のものだったりします。
一番大事なはずの「目的」を見失っているわけです。
助成金受給を目的にしてはいけません。
多くの場合は遠回りを余儀なくされます。
あくまでも「目的地」は、業績の向上。
その途上に「安いガソリンスタンド(=助成金)」などなくとも、目的地には辿り着ける。
ただ、そのガソリンスタンドが「たまたま」安いと嬉しい。
そこは絶対に否定しません。
入社後すぐにモーレツに頑張ってくれる人が、たまたま氷河期世代の助成金に該当した。
優秀なパートさんが「もっと稼ぎたい」と、たまたま正社員登用制度に応募してきた。
定年年齢60歳だが、うちの仕事はよく考えたら人生経験豊富な人が良い成績を出すことが分かった。
これらが最高の「助成金受給のきっかけ」。
支給申請もスムーズにいくことがほとんどです。
助成金受給は、「事業目的」に沿ったものでないといけない。
これが鉄則です。
でなければ、たかだか数十万のために、その何倍もの損失を出すことになるのです。
<報酬について>
当事務所の報酬としては、よくある「受給決定額の1割~2割」ではなく、申請に伴う手数料を33,000円頂戴するのみで、受給決定した助成金については全額を会社様が受け取れます(なお「特定求職者雇用開発助成金」は顧問料の範囲内で手続きいたします)。
なぜそんなことが可能なのか?
詳しく知りたい方は是非お問い合わせください。